お役立ちブログ | 東京・神奈川・横浜でハウスクリーニングのご依頼なら調和プロダクトサービス

045-360-7181受付時間 9時~18時

お役立ちブログblog

フローリングは水拭きがダメって本当?正しいお手入れ方法や注意点を解説

2023-08-05

日々生活しているとどうしても床には汚れが付いていきます。
掃除機や乾拭きでは落とせない汚れの中には、水拭きなら落とせるものがあります。

ですがフローリングの場合、水拭きはダメという話を聞いたことがある方は多いかもしれません。
では、本当に水拭きをしてはいけないのでしょうか?
今回はフローリングの正しいお手入れ方法や注意点を解説します。

フローリングは水拭きが駄目って本当?正しいお手入れ方法を解説

フローリングは水拭きをしては本当にダメなのか

結論から言うと、フローリングの状態や水拭きの仕方によって「場合による」です。
フローリングは木材の表面に加工を施した素材を使用した床材です。
木材を使用した床材ということもあり、水を吸い込むと傷んでしまうために水拭きはダメとよく言われています。

ですが実際には、フローリング材の表面には水分などが染み込みにくいようにコーティングされているため、水拭きをしても水が染み込むことはありません。
※昔よく使用されていた毛足の長いモップで水拭きし床面に水分が大量に残るようなメンテナンスは厳禁

無垢材のフローリングでもよく絞れば大丈夫

フローリングには大きく分けると合板材のものと無垢材のものがあります。
合板材のフローリングは表面に化粧材の木材を使用しているため、水には比較的強いと言われています。

一方で無垢材のものは天然木の風合いを活かすため表面加工をせずに使用するため、水に弱いと言われています。
ですが、無垢材のフローリングでも無加工なわけではありません。

オイルを塗布し傷や汚れが付きにくいよう加工していますので、水に浸した雑巾でもよく絞れば拭いても問題はありません。
ただし、全くの無加工のフローリングであったり、水気を絞っていない状態での水拭きはNGです。
※表面にオイル加工がされていない白無垢仕上げのフローリングに水のはいったバケツなど置いたり、水滴を放置するのは厳禁です。

フローリングの水拭きがダメと言われる理由

一般的によく言われる、フローリングを水拭きするのはダメと言われる理由には、次のようなものがあります。

・水が染み込み木材が反る危険がある
・フローリング材に染み込んだ水がカビや雑菌繁殖の原因になる
・水シミができてしまう

逆に言えばこのようなことが起こらない程度であれば、湿らせた雑巾などを使用して水拭き掃除しても問題はありません。
皮脂や食べ物の汚れなどは乾拭きでは落としにくいため、湿らせた雑巾を使った方がきれいに落とせます。
清潔な床を保つためにも、よく絞った雑巾での水拭きはフローリングをきれいに保つために必要なお手入れのひとつです。

正しいフローリングのお手入れ方法

水拭きをしてもいいと言っても、掃除の際に真っ先に水拭きすることは避けましょう。
まずはフローリングの表面の埃やごみなどを取り除いた後に拭き掃除することが必要です。
手順を追いながら正しいフローリングのお手入れ方法を解説します。

埃やごみを取り除く

フローリング表面の埃やごみが残ったまま水拭きすると、埃やごみを引きずってしまいフローリングに傷が付く心配があります。
そこでまずはフローリングワイパーを利用した掃除を実施します。
フローリングワイパーは埃やごみを絡めとるお掃除アイテムです。

フローリングワイパーで摂り切れなかった埃やごみは、その後掃除機で吸い取ります。
この手順で実施することで埃やごみが舞い上がるのを防ぎ、さらに溝などに入り込んだ埃やごみも取り除けます。

よく絞った雑巾で拭き取る

一度水に浸した雑巾をよく絞り水拭きします。
できるだけ硬く絞るようにしましょう。

しかし、、お寺のお坊さんのように前傾姿勢で雑巾でフローリングをお手入れするのは至難の業です。
専用の平型のモップと水拭き専用の毛足が非常に短い平型ウェスを張り合わせて拭き取りしていきます。
最近では、ノンワックス仕様のフローリングが一般的となり、フローリングの汚れの除去専用のクリーナーも販売されています。

※無垢材の場合はクリーナーが使用できないので注意が必要です。

乾いた雑巾で乾拭きする

水拭きの後はひと手間掛かりますが乾いた雑巾で乾拭きします。
このひと手間により床が早く乾き、さらに水拭きの跡も残りにくくなります。
床全体を水拭きした後に乾拭きするよりも、水拭きと乾拭きを交互に実施するのがおすすめです。
部屋の奥の方から順番に掃除していけば、掃除した箇所を踏む心配がありません。

種類ごとにワックスやオイルの塗布を

フローリングをきれいに保つためには、日々のお手入れも大切ですが定期的なお手入れも必要です。
合板材のフローリングの場合には、最低でも1年に一度はワックスをかけるといいでしょう。

また無垢材のフローリングの場合には、1年に一度はメーカーが推奨するオイルを塗布します。
ワックスやオイルの塗布は床材を保護し、長く美しい状態をキープするために必要不可欠な作業です。
定期的にメンテナンスすることで、床が長持ちします。

ワックスがけの手順とコツ

ワックスがけは晴れた日に実施し、床が乾いていることが重要です。

準備物は、掃除機、雑巾、ワックス、ワックスがけ専用モップの4点。

使用するワックスは、塗りやすくて乾きやすい水性樹脂タイプがおすすめです。

以下にワックスがけの手順を紹介します。

1.まず掃除機をかけたり、乾拭きをしたりして床のゴミや埃を取り除く。
2.モップにワックスを塗り、木目に沿って塗る。
部屋の奥から出口に向かって進んでいく。
3.部屋の窓を開けるなど風通しを良くして、30分から1時間程度乾かす。

ワックスがけした場所を歩いたり、家具を移動する時は、ワックスが乾いてから行いましょう。
せっかくのツヤがなくなったり、ムラの原因になります。

汚れを急いで落としたい場合の対処法

子供が食べ物をこぼしたり、油やインクなどをこぼした場合、乾拭きだけでは汚れが落ちにくいものです。

その場合は、濡らしてしっかりと水気を絞った雑巾で拭きましょう。

それでも汚れが取れない場合は、中性洗剤を少量染み込ませて拭きます。

汚れを取り除いたら、水分や洗剤が残らないようしっかり乾拭きしてください。

水拭きの頻度は1~2週に一度がおすすめ

小さな子どもがいたり、素足で床を歩く習慣があったりする場合、床掃除は毎日したいと思うかもしれません。
フロアワイパーを使った掃除や乾拭き掃除は毎日実施してもいいですが、水拭き掃除は週に一度または2週間に一度くらいまでにとどめましょう。

あまりに水拭きの頻度が高いと、フローリングの表面に塗布されたコーティングが剝がれやすくなってしまいます。
生活する中で少しずつコーティングは剥がれますが、水拭き掃除はよりコーティングを傷めやすくなります。

フローリングお手入れのポイント

フローリングをお手入れする際に、どういった点に気をつけたら良いかポイントを紹介します。

化学モップや化学雑巾の使用に注意

モップや雑巾に薬品を含んでいる化学モップや雑巾は、フローリングで使う場合はドライタイプを選択しましょう。
また薬剤が染み込んでいるため、長い時間モップなどを放置すると床が変色する可能性があります。
また、ワックスがけする際は化学モップや雑巾の使用はNGです。
ワックスと薬剤の成分が混じり、ワックスにムラが出ることがあります。

ワックスは重ね塗りが基本

ワックスは以前塗ったものの上に重ねて塗るため、ワックス剥離剤の使用はNGです。
剥離剤を使用する際に水で薄めるため、水分によりフローリングが変色したり、膨張してしまいます。

ワックスフローリングは注意が必要

ワックスがけ不要のワックスフローリングは、床表面が保護されているためにお手入れなしでもきれいな状態が続きます。
ワックスがけをすると、ワックスフローリングの効果がなくなってしまう可能性もあります。

フローリングを長持ちさせるコツ

掃除やお手入れだけではなく、日常生活でも気をつけることでフローリングを長くきれいに保つことができます。

観葉植物や水回り、湿気に注意して

観葉植物を室内に置く場合は、水受け皿を用意しましょう。
また台所や洗面所など水を使う場所では、マットを敷いてフローリングに水分が落ちないよう工夫してください。
窓際も湿気が多いため、結露や雨風で床が濡れないように注意しましょう。

フローリングは熱や乾燥に弱い

フローリングは熱や乾燥により、ヒビが入ったり、反りが起こる可能性があります。
冬場にヒーターやエアコンなど暖房を使う際は、加湿器を使用して湿度が低くなるのを防ぎましょう。
ホットカーペットは、フローリングに直接置かずに断熱マットなどを敷いてから使用してください。

紫外線は予防する

フローリングは日光が長期間当たることで、色あせてしまいます。
家具などを置いている部分と置いていない部分とで、部分的に変色が起こる可能性もあります。
日差しが差し込む時間は、遮光カーテンをするなどして対策しましょう。

重いものは置き板を活用

本棚や大きな家具など重さのあるものは、重みによって床にへこみができてしまう可能性があります。
長期間置く場合は、置き板を敷いて予防しましょう。

物の移動は引きずらない

ワックスなどで床をコーティングしていても、強い摩擦によりフローリングは傷ついてしまいます。
傷がつくと補修するのは難しいため、なるべく家具の移動をする際など引きずらないように気をつけましょう。

まとめ

生活する中でどうしても汚れてしまう床ですが、よく絞った雑巾でなら水拭き掃除が可能です。
汚れが固着してしまう前に、丁寧に掃除して美しい床を保つようにしましょう。
フローリングの汚れがひどい場合は、業者に清掃を頼むのもおすすめです。
当社でもハウスクリーニングを行っているので、ぜひご利用ください。

コラム監修者 プロフィール

お風呂の天井のカビが落ちない!カビが生える原因と落とし方

江上 孝明(エガミタカアキ)

株式会社調和プロダクトサービス代表取締役。
NTTに10年間在籍、1996年4月に同社を設立。
前職と全く異なる業界へ参入するも、高い手腕で取引先開拓を実現。
同社の前進となる事業にて、提携先の企業よりハウスクリーニング事業を引き継ぎ
現在、事業規模を引継ぎ時の4倍に成長させることに成功。

新築現場に一作業者として15年間従事していたため、現場での問題点や現場作業者の立場考え方を理解した上での会社経営を行う。

NTT在籍時代に培われたスキルを生かし、クレーム時の迅速な対応と適切なヒアリング
を得意とし、顧客満足度を高めるためのサービス供給を旨としている。
また、自身でも独自に研究を行い、理論的観点から汚れにアプローチするノウハウを多数
蓄積して現場に反映させている。

資格:2級ハウスクリーニング技士(H17.11社団法人 全国ハウスクリーニング協会(※))
※現:公益社団法人 全国ハウスクリーニング協会

お問い合わせCONTACT

無料見積もり・ご相談等、まずはお気軽にお問い合わせ下さい