2024-11-06
毎日歩くフローリング、見た目はキレイでも、よく見ると黒ずみやカビが発生していませんか? 湿気や汚れの蓄積が原因で、放っておくと落ちにくくなるだけでなく、アレルギーや床材の劣化、さらには再発のリスクにもつながります。
特に、掃除をしてもカビの胞子が完全に除去されていない場合、再び発生する可能性が高いため、適切な除去方法と予防策が重要です。
本記事では、黒ずみとカビの原因、簡単にできる掃除法、そして再発を防ぐコツを詳しく解説します。
目次
フローリングに黒ずみやカビが発生する主な原因は、湿気や汚れの蓄積、換気不足です。
見た目が悪くなるだけでなく、放置すると健康への悪影響やフローリングの劣化を引き起こします。
カビは湿気を好み、湿度が60%を超えると急激に繁殖します。
特に、梅雨時や冬場の結露が多い時期は、フローリングの表面や隙間に湿気が溜まりやすく、カビの温床となります。
さらに、家具の下や壁際など空気の流れが悪い場所では湿気がこもり、カビが発生しやすくなります。
こまめな換気や除湿機の使用、エアコンの除湿機能の活用が効果的な対策となります。
フローリングの黒ずみは、皮脂・ホコリ・食べこぼしなどが原因で発生します。
特に、キッチンや洗面所周辺では、油分や水滴がフローリングに付着しやすいため、黒ずみができやすくなります。
また、拭き掃除をせずに放置すると、汚れが床に染み込み、黒ずみが定着することもあります。
日々の掃除を怠ると、汚れが蓄積し、通常の掃除では落としにくくなってしまいます。
カビは一度発生すると、掃除をしても胞子が完全に除去されていない限り、再発の可能性が高いのが特徴です。
特に、換気不足の環境では、カビが再び発生しやすくなるため注意が必要です。
ワックス施工をしてもカビの発生を完全に防ぐことはできず、防カビ材を塗布するような施工方法も存在しません。
したがって、カビや黒ずみを根本的に防ぐためには、フローリングのコーティング施工が有効な手段となります。
黒ずみやカビは、適切な方法で掃除すればキレイに除去できます。
ここでは、 家庭で簡単にできる掃除方法 を紹介します。
環境に優しく、フローリングにも負担をかけない掃除方法として、 重曹と酢 を使ったクリーニングが有効です。
【手順】
1.重曹 を黒ずみが気になる部分に振りかける。
2.ぬるま湯に浸した布 で優しくこする。
3.酢を含ませた布 で拭き取る。
4.最後に水拭きし、しっかり乾燥 させる。
5.この方法は 小さなお子さんやペットがいる家庭でも安心 して使えます。
頑固なカビや黒ずみには 市販のカビ取り剤 が効果的ですが、使用時には 換気を徹底し、ゴム手袋を着用 しましょう。
【手順】
1.カビ取り剤を黒ずみ部分に吹きかける。
2.5〜10分放置して成分を浸透させる。
3.柔らかいブラシでこすり、汚れを浮かせる。
4.水拭きでしっかり薬剤を拭き取る。
5.刺激の強い成分が含まれているため、 使用後はしっかり拭き取る ようにしましょう。
市販の洗剤やナチュラルクリーニングでも落ちない頑固な黒ずみやカビには、プロのクリーニング業者に依頼するのが効果的です。
専門業者は 専用の機器や洗剤を使用し、フローリングを傷めることなく汚れを徹底除去 します。
また、 黒ずみやカビの再発を防ぐためのコーティング処理 など、長期的な対策も施してくれることが多いです。
特に 広範囲にわたる汚れや長年蓄積したカビ には、プロの技術を活用することで、フローリングの美しさを取り戻すことができます。
黒ずみやカビを防ぐには、 日頃のケアが最も重要 です。
特に湿気が多い場所や換気が不十分な環境では、黒ずみやカビが発生しやすくなります。
フローリングの美しさを長く保つためには、 湿気対策・定期的な掃除・適切な保護剤の活用 などを習慣化することが大切です。
ここでは、手軽にできる 4つの予防策 を紹介します。
フローリングに黒ずみやカビが発生する大きな原因のひとつが 湿気 です。
湿度が高い環境では、カビが繁殖しやすくなり、汚れも定着しやすくなります。
特に 梅雨や冬の結露が発生しやすい時期 は、換気を怠るとフローリングの隙間に湿気がこもり、黒ずみやカビの原因になります。
対策としては 1日2回以上、窓を開けて換気する ことが理想的です。
また、 除湿機やサーキュレーター を使って空気を循環させることで、湿気を効率的に排出できます。
家具の下や隅など、空気が滞りやすい部分も意識して換気を行いましょう。
黒ずみの多くは ホコリや皮脂汚れの蓄積 によるものです。
特にフローリングは日常的に人が歩くため、 足裏の皮脂やホコリが付着しやすい という特徴があります。
こまめな掃除を習慣化することで、汚れの蓄積を防ぎ、黒ずみの発生を大幅に減らせます。
1日1回の掃除機がけ に加え、週1回の水拭き を実施すると効果的です。
水拭きの際には、 中性洗剤を薄めた水を使い、固く絞った雑巾で拭く のがポイントです。
また、 家具の下や部屋の隅 など、見えにくい場所のホコリも定期的に取り除くことで、黒ずみの原因を根本から防げます。
フローリングを 保護するためのワックスや防カビ剤 を活用することで、黒ずみやカビの発生を大幅に抑えられます。
ワックスを定期的に塗ることで、 汚れが床に直接付着するのを防ぎ、掃除がしやすくなる というメリットがあります。
フローリング用ワックスは 半年に1回 の塗布が推奨されており、表面に保護膜を作ることで、汚れや湿気の影響を受けにくくなります。
さらに、防カビ剤を使用すると、 カビの発生を抑制し、長期間清潔な状態を維持 できます。
ワックスを塗る前には しっかりと床を掃除してから塗布すること が重要です。
浴室の エプロン内部(浴槽のカバー部分) は、湿気がこもりやすく、黒カビが発生しやすい場所のひとつです。
放置すると、 フローリングにもカビが広がるリスク があります。
エプロン内部の黒カビを防ぐには、 定期的にカバーを外して掃除する ことが重要です。
月に1回程度、 浴槽専用のカビ取り剤や防カビスプレーを使用して清掃 しましょう。
また、お風呂使用後に 浴槽周りを乾いた布で拭く ことで、湿気の蓄積を防げます。
換気扇を回し、お風呂のドアを開けて換気することも効果的です。
フローリングの黒ずみやカビを防ぐには、換気の徹底・こまめな掃除・湿気対策が必須です。
特に、カビは掃除をしても再発する可能性があるため、換気を怠らないことが重要です。
また、フローリング用のワックスではカビを完全に防ぐことはできないため、根本的な対策としてコーティング施工を検討することが最善策となります。
これらの対策を実践し、清潔で美しいフローリングを長く保ちましょう!
江上 孝明(エガミタカアキ)
株式会社調和プロダクトサービス代表取締役。
NTTに10年間在籍、1996年4月に同社を設立。
前職と全く異なる業界へ参入するも、高い手腕で取引先開拓を実現。
同社の前進となる事業にて、提携先の企業よりハウスクリーニング事業を引き継ぎ
現在、事業規模を引継ぎ時の4倍に成長させることに成功。
新築現場に一作業者として15年間従事していたため、現場での問題点や現場作業者の立場考え方を理解した上での会社経営を行う。
NTT在籍時代に培われたスキルを生かし、クレーム時の迅速な対応と適切なヒアリング
を得意とし、顧客満足度を高めるためのサービス供給を旨としている。
また、自身でも独自に研究を行い、理論的観点から汚れにアプローチするノウハウを多数
蓄積して現場に反映させている。
資格:2級ハウスクリーニング技士(H17.11社団法人 全国ハウスクリーニング協会(※))
※現:公益社団法人 全国ハウスクリーニング協会
無料見積もり・ご相談等、まずはお気軽にお問い合わせ下さい
受付時間 9時~17時