お役立ちブログ | 東京・神奈川・横浜でハウスクリーニングのご依頼なら調和プロダクトサービス

045-360-7181受付時間 9時~17時

お役立ちブログblog

壁紙汚れ除去の最強テクニックと変色を招かない注意点を詳しく解説!

2025-09-08

壁紙は部屋の大部分を占めるため、汚れが付着すると部屋全体の印象が暗く、不潔に見えてしまいます。
壁紙の汚れは手垢、ヤニ、カビなど様々で、掃除が非常に難しい場所です。

また、デリケートな素材も多く、間違った掃除は破れや変色といった取り返しのつかない損傷を招く危険性があります。
「賃貸だから傷つけたくない」「頑固な汚れの除去方法が知りたい」と悩む方も多いでしょう。

本記事では、壁紙を傷めず安全に汚れを除去するテクニックを、汚れの種類別に対策から洗剤選びのコツまで徹底的に解説します。

※なお、賃貸物件の退去時は管理会社経由で業者に依頼する方法もありますが、本記事ではご自身で掃除するテクニックに絞って解説します。

壁紙汚れ除去の最強テクニックと変色を招かない注意点を詳しく解説!

壁紙汚れ除去の基本:汚れの種類と最適な洗剤選び

壁紙に付着する汚れは、主に酸性とアルカリ性に分類できます。
壁紙汚れの除去を成功させるには、汚れの性質を理解し、反対の性質を持つ洗剤で中和して落とすのがコツです。

壁紙の汚れの種類と対策

壁紙の汚れは、その原因によって最適な除去方法が異なります。

・酸性の汚れ(手垢・ヤニ・油ハネ): → 原因: 皮脂やタバコのヤニ、キッチンからの油などが付着したもの。
→ 対策: アルカリ性の洗剤(セスキ炭酸ソーダ水や重曹水)で中和し、分解して落とします。

・アルカリ性の汚れ(結露によるホコリ): → 原因: 結露した水滴に空気中のホコリが付き、固着したもの。
→ 対策: 中性洗剤や水拭きで対応可能です。

・特殊な汚れ(カビ・ボールペン): → 原因: 湿気によるカビの繁殖や、インクの付着。
→ 対策: カビは消毒用アルコールや塩素系漂白剤(注意して使用)、ボールペンは消しゴムなどで物理的に除去を試みます。

壁紙を変色させない洗剤のコツと注意点

除去する際に最も重要な注意点は、洗剤を直接吹き付けないことです。
アルカリ性や酸性の洗剤を壁紙に直接吹き付けると、洗剤の濃度が高くなりすぎて壁紙の素材や印刷を変色・変質させてしまう危険性があります。

掃除のコツは、必ず洗剤を雑巾やスポンジに含ませてから、優しく叩くように汚れを除去することです。
また、塩素系漂白剤を使用する場合は、壁紙の変色の危険が非常に高いため、目立たない場所で試してから使用する必要があります。

壁紙汚れ除去の最強テクニック:種類別のコツ

壁紙の汚れの中でも特に除去が難しい「手垢・ヤニ」「カビ」「クレヨン」の除去テクニックを解説します。

テクニック1:手垢・ヤニの除去は「セスキパック」

照明のスイッチ周りや、壁の角など、手垢やヤニが集中する場所の頑固な汚れには、「セスキパック」が効果的です。
セスキ炭酸ソーダを水に溶かしたセスキ水を、キッチンペーパーにたっぷりと染み込ませます。
そのキッチンペーパーを汚れの箇所に貼り付け、5分〜10分程度パックします。

アルカリ性のセスキが酸性の油汚れを分解し、汚れが浮き上がったところで固く絞った布で優しく叩くように除去します。
強く擦ると壁紙が破れる危険があるため、優しく行うのがコツです。

テクニック2:カビの除去は「アルコール」と「塩素」を使い分ける

浴室や北側の部屋に発生しやすい壁紙のカビは、放置すると根を張って落ちにくくなるため、早期の除去が重要です。
壁紙の表面に付着した軽度のカビには、消毒用アルコールが有効です。
アルコールを布に含ませ、カビの上から優しく叩くようにして除菌します。

強く擦るとカビの胞子が飛び散る危険があるため注意が必要です。
カビの色が残る頑固な汚れには、塩素系のカビ取り剤を綿棒などに少量付け、変色の危険がないか目立たない場所で試してから、カビの部分にのみ優しく塗布するやり方を試しましょう。

この際、必ず換気を徹底し、酸性洗剤(クエン酸など)と混ざらないように注意してください。

テクニック3:クレヨン・色鉛筆は「消しゴム」や「中性洗剤」で除去

お子さんが壁紙に付けてしまったクレヨンや色鉛筆の汚れは、油性の成分が原因です。
軽度の色鉛筆の汚れは、白い消しゴムで優しく擦り除去できる場合があります。

クレヨンのような油分を多く含む汚れには、食器用の中性洗剤を少量布に含ませ、優しく叩きながら油分を乳化させて除去するのがコツです。
歯磨き粉を少量使って優しく擦る裏技も有効ですが、壁紙を傷つけないように力を加減する注意が必要です。

注意点と変色を防ぐコツ

掃除が完了した後も、壁紙の変色やカビの再発を防ぐための注意点とコツがあります。

注意点1:水を残さないための乾燥と二度拭き

壁紙の掃除で水や洗剤を使用した後は、水分を壁紙に残さないことが非常に重要な注意点です。
壁紙(特に紙製のもの)に水分が残ると、壁紙が剥がれたり、内部にカビが再発する原因となります。

洗剤で汚れを除去した後、水で固く絞った布で洗剤成分を二度拭きし、最後に乾いたマイクロファイバークロスで水分を完全に拭き取るか、自然乾燥させましょう。
乾燥を徹底することが、壁紙を長持ちさせるコツです。

注意点2:洗剤の「色落ちテスト」は必須

壁紙 汚れ 除去に使用する洗剤が、壁紙の色を変色させたり、柄を溶かしたりしないか、必ずテストを行う必要があります。

壁紙の目立たない場所(家具の裏やコンセントの陰など)に、使用する洗剤を少量付けて5分程度放置し、変色や色落ちがないかを確認してから、本格的な掃除に取り掛かるのがプロも実践する重要な注意点です。

まとめ:壁紙 汚れ 除去は「優しさ」と「性質」で決まる

壁紙 汚れ 除去を成功させるコツは、汚れの種類(酸性、アルカリ性)に応じて洗剤を使い分け、壁紙を傷つけないように優しく叩きながら除去することです。

特に手垢やヤニなどの頑固な汚れにはセスキ炭酸ソーダを、カビにはアルコールや塩素系洗剤に注意して使用しましょう。
掃除の後は水分を残さないように乾燥させ、変色を防ぐための事前テストを怠らないようにしてください。
これらのコツを守ることで、壁紙をキレイに保ち、部屋の清潔感をアップさせることができます。

コラム監修者 プロフィール

お風呂の天井のカビが落ちない!カビが生える原因と落とし方

江上 孝明(エガミタカアキ)

株式会社調和プロダクトサービス代表取締役。
NTTに10年間在籍、1996年4月に同社を設立。
前職と全く異なる業界へ参入するも、高い手腕で取引先開拓を実現。
同社の前進となる事業にて、提携先の企業よりハウスクリーニング事業を引き継ぎ
現在、事業規模を引継ぎ時の4倍に成長させることに成功。

新築現場に一作業者として15年間従事していたため、現場での問題点や現場作業者の立場考え方を理解した上での会社経営を行う。

NTT在籍時代に培われたスキルを生かし、クレーム時の迅速な対応と適切なヒアリング
を得意とし、顧客満足度を高めるためのサービス供給を旨としている。
また、自身でも独自に研究を行い、理論的観点から汚れにアプローチするノウハウを多数
蓄積して現場に反映させている。

資格:2級ハウスクリーニング技士(H17.11社団法人 全国ハウスクリーニング協会(※))
※現:公益社団法人 全国ハウスクリーニング協会

 

 

 

お問い合わせCONTACT

無料見積もり・ご相談等、まずはお気軽にお問い合わせ下さい