2020-12-21
ツヤや輝き、傷・ホコリが目立たない床を保つために、フロアコーティングが人気です。
数年経った住宅も、まるで新築のような床に生まれ変わり、掃除の手間も省けるのは大きなメリットです。
しかし、施工した人の中には「やらなければよかった」と後悔する人もいます。
フロアコーティングといっても種類によって特徴が違い、それぞれにメリット・デメリットがあります。施工後、後悔しないポイントを確認しておきましょう。
目次
フロアコーティングの後悔として、挙げられるのが「傷が目立つ」「ホコリがつきやすい」「施工後の臭いがきつい」というもの。
本来、フロアコーティングは、フローリング表面の塗装の劣化を防ぐのが目的です。
これまで、床のコーティングといえばワックスが主流でした。
しかし、ワックスはフロアコーティングに比べると、ダメージやメンテナンス性の低さが目立ちます。
ワックスのデメリットとしては「耐水性や耐熱性が低い」「3ヶ月~6ヶ月に1回塗り替えが必要(耐久性が低い)」「床用洗剤でワックスが剥がれる」が挙げられます。
ワックスは水性塗装物なので水や熱に弱く、紫外線による日焼けで床の変色などのトラブルもあります。
フロアコーティングは、傷やホコリの目立ち、臭いなどで後悔したという声もありますが、コーティングの選び方でトラブルを解消できます。
フロアコーティングは、選び方によって満足度が左右されます。
施工が終わってから「思っていたのと違う…」と感じないために、フロアコーティングの種類・特徴をチェックしておきましょう。
種類 | 光沢 | 耐用年数 | 塗膜の厚さ | 特徴 |
アクリル系 | △ | 約数ヶ月~2年 | なし | いわゆるワックス |
ウレタンコーティング | 〇 | 約10年以上 | 薄い | 摩擦に強く滑りにくい |
ガラスコーティング | 〇 | 約10年以上 | 薄い | 日常生活の傷がつきにくい |
シリコンコーティング | ◎ | 約10年以上 | やや薄い | 滑り止めが効く 傷やホコリが目立たない (掃除が簡単になる) |
UVコーティング | ◎ | 約20年以上 | 厚い | 光沢に優れている 傷やホコリが目立たない (掃除が簡単になる) |
選ぶフロアコーティングによって、光沢や耐用年数などが違います。
耐用年数が長いほど施工費用は上がりますが、トータルで考えるとメンテナンス費用は安く抑えられるので、目的に合わせて選ぶと後悔しません。
フロアコーティングをする前に、種類別のメリットやデメリットをチェックしておきましょう。
種類 | メリット | デメリット |
アクリル系ワックス | ・費用が安い ・自然な光沢 ・乾燥時間が早い(約1時間) |
・塗り替え周期が早い ・耐久性が低い ・水分や床用洗剤に弱い |
ウレタンコーティング | ・傷つきにくい ・重ね塗りや剥離可能なタイプあり ・密着性が高い |
・光沢感が弱い ・乾燥時間が長い(自然乾燥) ・部分補修が難しい |
ガラスコーティング | ・摩擦や傷に強い ・光沢が選べる ・補修性が高い(細かい傷を軽減) |
・費用が少し高い ・乾燥時間が長い ・塗膜が薄い |
シリコンコーティング | ・補修性が高い ・滑りにくい(ペットを飼っている人におすすめ) ・耐水性に優れている |
・費用が少し高い
・乾燥時間が長い(自然乾燥) |
UVコーティング | ・摩擦に強い(保護性能が高い) ・乾燥時間が早い ・耐用年数が長い |
・費用が高い
・硬すぎてひび割れの原因 ・補修性に富まない。 ・環境によって施工できない(施工時に電気が必要) |
日常生活で床についた傷は、フロアコーティングすることでキレイな見た目に仕上がります。
ただし、種類によって補修性の強弱が違います。
室内でペットを飼っている人や小さな傷が目立つ住宅は、ウレタンコーティングよりガラスやシリコンコーティングの方が補修性に富んでいるためおすすめです。
フロアコーティングといえば、一戸建て住宅のメンテナンスと思われがちですが、マンションにもおすすめです。
例えば、新築や中古でマンションを購入した場合、フロアコーティングするだけでメリットがたくさんあります。
・フローリングや床材の劣化が遅れる
・掃除がラクになる
・子供が床で遊んでも気にならない
・中古マンションとは思えない清潔感
・マンション売却で高値査定がつきやすい
ペットを飼っている方や、リフォーム費用が高い床暖房の床は、フロアコーティングをしておくとメリットが大きいでしょう。
ペットの爪の傷防止や、床へのダメージ軽減になるからです。
フロアコーティングは、業者の選び方や施工する時期でも満足度が変わります。
間違った選択をしないために、4つの注意ポイントを確認しておきましょう。
フロアコーティングの施工実績が豊富な業者は、住宅環境に合わせたアドバイスをしてくれます。
メリットだけではなく、デメリットも教えてくれるので、間違った選び方をせず後悔しません。
実績が多いと信頼性も高いため、安心して施工をお願いできます。
フロアコーティングの費用は、決して安くありません。
選ぶ種類や施工面積によりますが、数十万円の請求になるケースは珍しくないため、必ず事前見積もりをしましょう。
また、見積書は明確に記載しているのか、チェックすることも忘れないでください。
フロアコーティングの施工は、外の気温が5℃以下の寒い時期は不向きです。
密着性が弱く、すぐ剥がれたり気泡ができたりとデメリットが多いので、寒くない時期に依頼した方がいいでしょう。
フロアコーティングは、種類によって特徴が違います。
例えば、安い費用で済ませたいなら「アクリル系ワックス」「ウレタンコーティング」です。
光沢や耐久性、補修性の高さで選ぶなら「シリコンコーティング」「ガラスコーティング」です。
目的によってフロアコーティングの選び方は違うので、信頼できる業者にアドバイスしてもらうと失敗しません。
フロアコーティングは頻繁に行うものではないので、失敗による後悔の大きいメンテナンスです。
そのため、業者選びはもっとも重要なポイント。
コーティング剤によって種類や特徴が違うので、どんな仕上がりを望むのか考えておくと、業者との打ち合わせがスムーズです。
利益だけを考えた業者ではなく、住む人の立場になってアドバイスしてくれる業者は信頼性が高く、施工後も親身になって相談に応じてくれるでしょう。
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