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お風呂の鏡にこびりついた水垢やシャンプー・ボディソープの石鹸カス、なかなか落とせずに困っていませんか。
曇り一つない風呂鏡にするには、一体どんな掃除方法が効果的なのでしょうか。
今回は風呂鏡が汚れる原因と、効果的な掃除方法、汚れが取れなかった時の対処方法について紹介します。

お風呂の鏡を掃除する前にチェック！汚れの原因は？

風呂の鏡を掃除しているのに真っ白く曇ってしまう原因は、次の2つの汚れが関係しています。

・水垢
・石鹸カス

それぞれの汚れは原因や成分が違うため、掃除前にチェックしておくと風呂鏡をピカピカにできます。
お風呂の鏡に発生する2つの汚れの特徴は、次の表を参考にしてください。

水道水には、カルシウムやケイ素といったミネラルが含まれており、鏡に水が付着するとミネラルが結晶化してウロコ状の汚れを目立たせます。
また、風呂鏡につく白い筋や粉末状の汚れは、石鹸カスが原因です。
シャンプーやボディソープなどの石鹸と、水道水のミネラルが結合することで、白い汚れを目立たせます。
2つの汚れは性質が異なるため、風呂の鏡を掃除する際は適した方法でおこなうとキレイにできます。

風呂鏡の掃除方法で効果的なのはどれ？

お風呂の鏡を掃除する際は、汚れの性質に合わせて掃除方法を変えるのがポイントになります。
まず、風呂の鏡を掃除する前に、やわらかい布やスポンジを用意しましょう。
水だけで汚れが落ちるメラミンスポンジを使った方法もありますが、次のようなお風呂の鏡には不向きです。

・曇り止め加工の鏡
・汚れ防止加工の鏡など

特殊なコーティング加工されている風呂の鏡は、研磨剤やメラミンスポンジを使わないでください。
せっかくのコーティングが剥がれてしまいます。

水垢汚れにはクエン酸が効果的

クエン酸は「酸性」なので、ウロコ状の水垢汚れに効果的です。
粉末タイプのクエン酸は、水で溶かして液状にして使います。
鏡全体にクエン酸水を吹きかけて、5分ほど放置したら布で拭き取りましょう。
ラップやクッキングペーパーでパックしてあげると、汚れが落ちやすくなります。
クエン酸水はアルカリ性の汚れを落としてくれますが、次のような風呂の鏡には使えません。

・くもり加工された鏡（剥がれる）
・鏡を支える金属部分（錆びる）

クエン酸は酸性が強いので気をつけましょう。
また、同じく酸性のレモンや酢を使って、同じ手順でお風呂の鏡をキレイにできます。

石鹸カスの汚れには重曹が効果的

重曹はアルカリ性なので、石鹸カスの汚れに効果的です。
粉末状の重曹は、クエン酸同様に水で溶かし、重曹水にして使います。
風呂の鏡に付着した白い粉末状の汚れに、重曹水を吹きかけましょう。
5分ほど放置したら布で拭き取るのですが、汚れが落ちない時はラップやクッキングペーパーでパックするとキレイに落とせます。
パックをしても汚れが落ちない時は、ラップを丸めて軽くこすると取れやすいです。
掃除用の粉末重曹は全体的に粒が大きいため、研磨作用が強く、そのまま使うと鏡を傷つけてしまいます。
重曹水を作る時は、お湯を使ってしっかり溶かすようにしてください。

お風呂の鏡を洗剤で掃除しても落ちない時は？

さまざまな洗剤を使って風呂鏡を掃除しても、汚れがキレイに落とせない可能性があります。
時間の経過とともに水垢や石鹸カスの汚れは頑固になるため、ピカピカに磨き上げるのは重労働です。
自分では落としきれない汚れは、ハウスクリーニング業者に依頼するのが効果的です。
専門業者は、風呂鏡の汚れに適した専用洗剤や道具を使ってきれいにしてくれます。
家庭で使われているクエン酸や重曹よりも効果的な専用の洗剤を使用するため、悩みを解消できます。

風呂鏡の掃除費用は？

専門業者へ風呂鏡の掃除を依頼した費用は、15,000円程度としている業者が多いです。
掃除は鏡だけではなくお風呂全体なので、壁や床、浴槽に付着した石鹸カスや水垢を徹底的にキレイにしてくれます。

1回あたり2～3時間で掃除は終わるため、年に数回お願いする人も増えています。

お風呂の鏡を掃除してくれる業者の選び方

業者にお風呂の鏡を掃除してもらう前に、選び方のポイントを紹介します。

・事前に見積書を提示してくれる
・ハウスクリーニングの実績がある
・清掃方法を詳しく説明してくれる
・質問に丁寧に回答してくれる

まずは、風呂鏡の掃除をお願いする前に、見積書をお願いしましょう。
事前に掃除してほしい部分や掃除内容を確認しておくことで、料金のトラブルを防げます。
また、スタッフが質問に対して丁寧に答えてくれる業者は、信頼してお任せできるでしょう。
掃除方法や掃除の箇所など、返答が曖昧な業者は手抜きしている可能性があるので気をつけてください。

まとめ｜風呂鏡の掃除で困ったら業者へお願いしよう

お風呂の鏡は水垢や石鹸カスが付着しやすいため、定期的な掃除が必要です。
家庭では汚れの性質に合わせて洗剤を使い分けることで、ある程度予防できます。
どうしても汚れが落ちない、風呂の衛生面が気になる時は、専門業者へお願いするのも一つの方法です。
まずは見積もり依頼をして、どこまでキレイにできるか相談してみてはいかがでしょうか。

コラム監修者　プロフィール

江上 孝明（エガミタカアキ）

株式会社調和プロダクトサービス代表取締役。
NTTに10年間在籍、1996年4月に同社を設立。
前職と全く異なる業界へ参入するも、高い手腕で取引先開拓を実現。
同社の前進となる事業にて、提携先の企業よりハウスクリーニング事業を引き継ぎ
現在、事業規模を引継ぎ時の4倍に成長させることに成功。

新築現場に一作業者として15年間従事していたため、現場での問題点や現場作業者の立場考え方を理解した上での会社経営を行う。

NTT在籍時代に培われたスキルを生かし、クレーム時の迅速な対応と適切なヒアリング
を得意とし、顧客満足度を高めるためのサービス供給を旨としている。
また、自身でも独自に研究を行い、理論的観点から汚れにアプローチするノウハウを多数
蓄積して現場に反映させている。

資格：２級ハウスクリーニング技士（H17.11社団法人 全国ハウスクリーニング協会（※））
※現：公益社団法人 全国ハウスクリーニング協会